こんにちは。
ビューティウィンド編集部です。
「ブルーライト」
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
目に良くない(目の奥の網膜に刺激を与える)という研究結果が発表され、ブルーライトをカットする様々な商品が話題となりました。
2020年現在では目への影響の有無については専門家の間でも意見が分かれている状態ですが、さらに今度は肌への影響が指摘されました。
「ブルーライトは肌に良くない(シミ・そばかすの原因となる)」という研究結果です。
果たして本当なのでしょうか?
ブルーライトを浴びることで、シミやくすみが増えるのでしょうか?
ブルーライトとは
そもそも、ブルーライトとは、どのようなものなのでしょうか?
電磁波のうち、ヒトの目で見える波長のもの(つまり目に見える光)を可視光線と言います。
可視光線は、波長がおよそ400nm~800nmで、波長が長くなるにつれ紫・青・緑…赤と異なった色に見えます。
ブルーライトは、可視光線の中でも380nm~500nmの波長の短い青色の光のことを指します。
紫外線とは違うの?
紫外線は、環境省がマニュアルを出すほど、皮膚や目に影響があるものです。
※参考:https://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/02.pdf
ブルーライトは、シミの原因となる「紫外線」とは種類が異なります。紫外線は目に見えないですよね。
上記の図でわかるように、可視光線より波長が短くても長くても、ヒトの目には見えません。
ブルーライトがヒトの目で見える可視光線なのに対し、可視光線よりも波長が短い紫外線は、ヒトの目では見えない不可視光線です。
光線の種類が違うので、紫外線とブルーライトでは皮膚や目に与える影響も異なります。
ブルーライトは何から出ているの?
ブルーライトは、太陽光やLED(発光ダイオード)に含まれています。
太陽光を除き、ブルーライトの量が多いのは、
- スマートフォン・タブレット
- ゲーム機
- パソコン
- テレビ
と、日常よく使うものが並びます。
液晶画面には、バックライトとしてLEDが使われているため、ブルーライトを多く含みます。
ブルーライトによる肌への影響
そんな青い光「ブルーライト」が肌老化、シミ・くすみの原因となるという研究結果があります。
参考:ブルーライトが肌に及ぼす影響(ブルーライト研究会)
http://blue-light.biz/feature/?p=164
しかし、まだ研究段階のため、ブルーライトを浴びることで直接的な肌への影響があるのか、どの程度の影響があるのかは証明されていません。
とはいえ、ブルーライトを長時間浴びることにより、寝つきが悪くなる、体内時計が狂うなど、睡眠の質に影響が出ることはわかっています。
質のよい睡眠は美肌への第一歩です。
そういう点では、現段階でも、ブルーライトによる肌への影響はまったくないとも言いきれません。
シミ・くすみ予防方法
質のよい睡眠をとることはもちろん、シミ・くすみ予防のための方法をまとめました。
規則正しい生活
- 質のよい睡眠
- 栄養バランスの整った食事
- ストレスフリー
- 適度な運動
これらは、シミ・くすみ予防だけでなく、美容、健康のために一番抑えておきたい基本です。
UVケア
ブルーライトカットの化粧品も販売されているようですが、まずは紫外線、UVケアをしっかり行いましょう。
冬や曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。
スキンケア
シミ・くすみのない美肌を作るためには、毎日のスキンケアが大切です。
出来てしまったシミやくすみは美容施術で治療することももちろん可能ですが、日々のケアを怠ると、せっかく美容施術で消したはずのシミやくすみが、また出来てしまう可能性もあります。
まずは、シミやくすみを作らせないことが大事です。
デジタルデトックス
ブルーライトが多く出ているスマートフォンやタブレットは、顔と端末の距離が近く、長時間使うことが多いですよね。
そのため、受ける影響も少なくありません。
ディスプレイの明るさを最大限にしていたり、暗いところや就寝前に長時間使用したりすると、睡眠の質が落ちます。
睡眠の質が落ちると、肌荒れの原因となったり、ストレスを受けやすくなったり…と、美容だけでなく健康への悪影響も出てきます。
また、夢中で画面を見ていると、気がつかない間に眉間にシワがよっていることも。
さらに、スマートフォンやタブレットに依存しすぎると、それがストレスとなる場合もあります。
ストレスは美容の敵ですからね。
- ディスプレイの明るさを下げる
- ブルーライトカットシールを貼る
- 寝る前のデジタル機器の使用は控える
- スマートフォンを触らない時間を作る
など、出来ることから始めましょう。
まとめ
ブルーライトによる肌への影響は、まだ「研究結果がある」という段階です。
ブルーライト対策の化粧品を使うのもよいですが、まずはブルーライトを多く浴びる原因となっている日ごろの生活を見直しましょう。
肌だけでなく、健康にも良い影響があるかもしれませんよ。