こんにちは。
ビューティウィンド編集部です。
小・中学生のお子さんがいる人は、子供のワキガに気づいて悩んでいるかもしれませんね。
ワキガを治療するべきなのか、まだ小・中学生には治療は早いのではないか……など、疑問はつきないでしょう。
しかし、小・中学生でもワキガ治療は可能です。
今回は小・中学生のワキガ治療についてまとめました。
これを参考に、どんな治療をするべきか考えてみてくださいね。
小学生・中学生のワキガ!どうしたらいい?
冒頭で小学生・中学生のワキガ治療について触れていますが、小・中学生のワキガに気づいても、必ずしもすぐ治療をしなければならないわけではありません。
ワキガは生活習慣を改善したり、制汗剤を使ったりすることでそのニオイを軽減できます。
もしも小・中学生のお子さんのワキガに気づいたら、まずはそうした方法から手をつけてみることをおすすめします。
小・中学生のワキガのニオイを軽減するには、下記の方法が有効です。
- こまめに着替えさせる
- ボディ用除菌シートなどでこまめにワキを拭かせる
- 制汗剤を携帯させる
- 脂肪分の多い肉や脂っこいものは少なめの食生活にする
- ストレスをためさせない
こうした対策をしていれば、ワキガの二オイがそれほど気にならない程度になる場合もあります。
その場合は、治療は待ってみてもいいかもしれません。
しかしこれだけ対策をしてもニオイが気になる場合は、ワキガ治療を考えてみることをおすすめします。
小学生・中学生におすすめのワキガ治療
小・中学生におすすめできるワキガ治療には、さまざまなものがあります。
ここでは、その代表的なものをご紹介していきます。
塩化アルミニウム
塩化アルミニウムは、制汗剤にも使用される成分で汗を抑える効果があります。
ワキガのニオイは汗から発せられているので、汗を抑えることでニオイも軽減することができるのです。
処方された塩化アルミニウムを夜寝る前にワキに塗り、朝起きたときに洗い流すという方法で治療を行います。
ワキガ治療の中では比較的安価で、お手軽なため負担が少ないのがメリットです。
ただし、症状を軽減する治療なので、ワキガが完治するわけではありません。
ボトックス注射
ボトックスは、アセチルコリンという発汗を促す物質のはたらきを抑制する効果があります。
そのため、ボトックス注射をすると汗腺のはたらきが弱まり、汗やニオイの発生を軽減することができます。
注射をするだけで終わるので、施術時間は数分程度。
効果は半年程度持続します。
ただし、ニオイの元となるアポクリン汗腺に作用する治療ではないので、こちらもワキガを根治することはできません。
汗の量が減ることにより、ニオイが軽減される効果のある治療です。
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ミラドライ
ミラドライは切らないワキガ治療として普及している、比較的新しい技術です。
汗腺にマイクロ波を照射することで、汗腺を破壊します。
一度失われた機能は再生しないため、半永久的に効果が持続する治療です。
施術中は痛みがあるため、局所麻酔を使って施術を行います。
切る手術よりもずっと負担が少なく、施術時間も1時間程度。
施術後に痛みや腫れが残ることがあるものの、数日〜1ヶ月程度でそうした症状は治ります。
ビューホット
ビューホットは、36本の針のあるカートリッジからフラクショナルRFという高周波を流し、汗腺を破壊する治療法です。
破壊できる汗腺はカートリッジの当たった部分だけなのでミラドライよりは範囲は狭いのですが、ニオイはかなり軽減されます。
また、一度破壊した幹線は再生しないため、再発の心配もほとんどありません。
施術時間は30分程度と短く、局所麻酔をして施術をするので痛みの心配もありません。
かさぶたになりますが、施術後も数日ワキをこすらないという以外には、気をつけることがないので負担の少ない治療です。
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外科手術(切開する方法)
ワキガの外科手術にはいくつかの方法がありますが、どの方法もワキガのニオイの原因であるアポクリン腺を切除・除去するのを目的として行なわれます。
麻酔を使って行なわれますが、切開をするため術後に痛みも残ります。
また術後に包帯などを巻くケアも必要です。
そのため、対象が小・中学生に向いている治療とは言えません。
ただし効果は高く、再発リスクもほとんどありません。
手術方法によっては、傷も小さくて済むので、傷が残らない場合もあります。
ワキガ治療に副作用や再発の可能性はあるのか?
小・中学生にワキガ治療を受けさせるときに気になるのは、副作用や再発リスクではないでしょうか。
今回ご紹介した方法は、どれもかぶれや腫れができたり、患部に違和感を感じたりしますが、事前に説明がありますし、対処も教えてもらえます。
また「子供にワキガ治療を受けさせても、成長とともに汗腺が増えてワキガが再発する」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、これは誤りです。
なぜなら汗腺の数は生まれた時から一定だからです。
ですから汗腺の数が増えて再発ということはありません。
ただし、ワキガ治療では100%汗腺を破壊するわけではないことに注意。
汗は体温調節に必要なので、ある程度汗腺を残して治療が行なわれます。
ですから、成長にともなって残っている汗腺からの汗の分泌量が増えた場合、再発したと感じることもあります。
もしも再発したと感じた場合は、冒頭でご紹介した対策を実行するか、クリニックに相談してみましょう。
まとめ
ワキガ治療にはさまざまな方法があるので、どれにするか迷ってしまったかもしれませんね。
方法によって、お子さんにかかる負担が異なるため、お子さんの年齢や性格に合わせて選ぶことをおすすめします。
また症状の程度によっても最適な方法は異なります。
ですから、希望する治療法を絞りつつ、最終的にはクリニックの医師と相談して決めることをおすすめします。