こんにちは。
ビューティウィンド編集部です。
小・中学生だと、周囲に比べて汗かきなことで悩むこともあるはずです。
お子さんが汗で悩んでいるのを見て、どうにかしてあげたいと思う人もいるでしょう。
大量に汗をかく症状を「多汗症」といいますが、もしもお子さんの症状が多汗症なら、治療することもできます。
そこで今回は小・中学生を対象とした多汗症の治療についてご説明していきます。
どんな症状があれば多汗症?
小・中学生のお子さんがたくさん汗をかいていると、「多汗症かな?」と思ってしまうかもしれませんね。
しかしどのくらい汗をかいていれば多汗症を疑うべきなのか、なかなか判断しづらいでしょう。
お子さんがたくさん汗をかいているからといって、すぐに多汗症と決めつけるのは時期尚早。
なぜなら、小・中学生くらいの子供だと大人よりは汗っかきなものですし、活発で行動量が多い子供もいるからです。
行動量が多ければ、じっとしているよりは汗をかくのは当たり前ですよね。
ちょっと遊ぶだけで頭までびしょびしょに汗をかく子供もいます。
ですから小・中学生の場合、運動をしたり少し外で遊んできたりした後に大量に汗をかいている場合は、それほど心配はいりません。
また暑い中にいて汗をかくというのも、それほど心配しなくていいでしょう。
問題なのは、それほど行動をしたわけでもなく、暑いわけでもないのに汗を大量にかいている場合です。
例えば日常的に下記のような症状があるなら、多汗症を疑ってみてもいいでしょう。
- 学校で配られたプリントをすぐに汗で湿らせてしまう
- 常にワキが大量に汗をかいた状態
- 手が常にしっとりしている
- 髪の毛が汗で濡れていることが多い
- まるでシャワーを浴びたかのような汗をかく
こうした症状がある場合は、多汗症治療をしているクリニックに行って相談すると、適切な処置を受けることができます。
小学生・中学生の多汗症治療
ではここからは、小・中学生の多汗症治療に、どんなものがあるかをご説明していきます。
塩化アルミニウム
塩化アルミニウムは制汗剤にも含まれている成分です。
汗を抑える効果があり、多汗症の症状の軽減が期待できます。
塩化アルミニウム溶液を、特に汗をかく場所に毎日塗り、一定時間後に洗い流すという方法で治療を行なっていきます。
塗るだけなので痛みもなく、費用も安価でお手軽な治療方法です。
ただし塩化アルミニウムを使わなくなれば、症状がまた出てくるようになります。
ミラドライ
ミラドライは、切らずにできる多汗症治療です。
多汗症の原因となる汗腺が集中している部分にマイクロ波を照射することで、汗腺の機能を失わせます。
ワキの多汗症に有効な治療です。
施術には痛みがありますが、局所麻酔を使って行なわれるため実際には痛みを感じることはありません。
施術時間も1時間程度とそれほど長くなく、当日からシャワーも浴びられるので、小・中学生のお子さんにも負担が少ないです。
ただし施術後は腫れや痛みなどの症状が出ることも。
数日〜数週間程度でおさまる症状ですが、多少不便を感じるかもしれません。
ビューホット
ビューホットもミラドライと同様に、切らない多汗症治療です。
フラクショナルRFという高周波を患部に当てることで、汗腺を破壊し機能を失わせます。
こちらは、ワキだけでなく手足にも使える治療です。
約30分程度という短い施術時間なので、じっとしているのが苦手なお子さんでも受けやすい施術でしょう。
施術後は赤みや色素沈着などが残ることがありますが、生活に支障はありません。
3日間は患部をこすらないようにして過ごします。
しかしその後はケアの必要もないため、負担が少ない楽な治療だと言えるでしょう。
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多汗症手術
多汗症は交感神経の異常なはたらきにより引き起こされます。
ですから、内視鏡でその交感神経を切除する手術で治療することができるのです。
大人の多汗症治療ではよく用いられ、効果も高い治療法です。
しかし体が小さいと難しい治療なので、少なくとも身長が140cmはなければ手術を受けることができません。
子供に向いているとは言いづらい治療です。
治療以外の対策方法とは?
多汗症の疑いがあったり、汗かきだったりする小・中学生のお子さんがいる家庭では、治療以外にも日常的に汗対策をすることもおすすめします。
多汗症や汗かきのお子さんが日常的にできる対策は、下記のリストを参考にしてみてください。
- こまめに着替える
- 汗をしっかり拭かせる
- 吸汗性・通気性のよい服を着る
- 制汗剤や汗拭きシートを使う
- ストレスや緊張、不安をなるべく感じさせない
この中で特に難しいのが、ストレス・緊張・不安の問題でしょう。
小・中学生くらいのお子さんだと、そうした心的ストレスが原因となって、汗を大量にかいてしまうことがあります。
日頃から、リラックスする方法を身につけていれば汗の量が減ることも。
もしも心的ストレスが汗をかく原因となっていそうな場合は、お子さんとよく会話してみることもおすすめします。
まとめ
今回ご紹介したとおり、小・中学生でも多汗症の治療は可能です。
治療方法もさまざまなので、症状の程度や治療の目的に合わせて治療方法を選んでみましょう。
また多汗症治療を行なっているクリニックでは、お子さんが本当に多汗症かどうかを診断することができます。
多汗症の疑いがあるなら、まずはクリニックに相談してみてくださいね。